子どもに大人気!フッ素塗布の効果と、始めるタイミング
2025/11/05
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子どもに大人気!フッ素塗布の効果と、始めるタイミング
小さな子どもにとって、虫歯はとても身近な病気です。
特に乳歯は永久歯に比べてエナメル質が薄く、酸に溶けやすいため、あっという間に虫歯が進んでしまうことがあります。
そんな子どもの歯を守る強い味方が「フッ素塗布」です。
歯科医院では、甘い香りや味のついたフッ素ジェルを使うことが多く、子どもにとっても嫌がりにくい処置のひとつ。
実際にフッ素塗布を楽しみにして通院する子も少なくありません。
今回は、フッ素塗布の効果と始めるタイミングについて、保護者の方にも分かりやすく解説します。
フッ素塗布の効果とは?
フッ素には歯を守る3つの大きな働きがあります。
第一に「歯を強くする作用」です。
フッ素は歯の表面のエナメル質と結びつき、酸に溶けにくい構造に変えてくれます。
これにより、虫歯菌が酸を出しても歯が溶けにくくなるのです。
第二に「再石灰化を促す作用」です。
食後、歯は酸によって一時的に溶け始めますが、唾液の中のカルシウムやリンが戻ることで修復されます。
フッ素はこの働きを助け、歯の表面を元通りにするスピードを高めてくれます。
第三に「虫歯菌の働きを抑える作用」です。
フッ素は虫歯菌の代謝を抑制し、酸を作りにくくする効果があります。
つまり、歯自体を強くするだけでなく、原因菌の力も弱めてくれるのです。
いつから始めるのが良いのか
では、フッ素塗布は子どもが何歳から始めれば良いのでしょうか。
目安となるのは「歯が生え始めた時期」です。
乳歯が1本でも顔を出したら、フッ素塗布を検討できます。
特に1歳半〜3歳の時期は虫歯になりやすい前歯が生えてくるため、このタイミングでスタートするのがおすすめです。
その後は3〜4か月ごとに繰り返し塗布するのが理想です。
効果は一度で永久的に続くわけではなく、繰り返すことで歯を強くしていきます。
子どもが成長し、永久歯が生え始める6歳前後も、再び重要な時期になります。
子どもが嫌がらない理由
フッ素塗布は「歯医者さんが怖い」と思っている子どもでも比較的受け入れやすい処置です。
なぜなら、痛みを伴わず、短時間で終わるからです。
歯をきれいに磨いたあと、歯の表面にフッ素ジェルを塗るだけ。
数分で終わり、器具もシンプルなので子どもが恐怖を感じにくいのです。
また、最近のフッ素ジェルにはグレープやイチゴなど子どもが好む味や香りがついており、「歯医者さんで楽しい味がする」というポジティブな記憶になりやすいのも特徴です。
これが「子どもに大人気」と言われる理由のひとつです。
家庭でできるフッ素ケアとの違い
フッ素は歯科医院だけでなく、家庭でも取り入れることができます。
フッ素入り歯磨き粉や洗口液を日常的に使うことで、毎日の虫歯予防につながります。
ただし、歯科医院で使うフッ素は濃度が高く、専門的にコントロールされているため、より効果的に歯を強くできます。家庭でのフッ素ケアと歯科医院でのフッ素塗布は「どちらか一方」ではなく、組み合わせることで相乗効果を発揮します。
まとめ
フッ素塗布は、乳歯が生え始めたタイミングからスタートできる虫歯予防の強い味方です。
•歯を酸に強くする
•再石灰化を促す
•虫歯菌の働きを抑える
この3つの効果で、子どもの歯を守ってくれます。
しかも処置は短時間で痛みもなく、子どもが嫌がらず受けやすいのも特徴です。
家庭でのフッ素入り歯磨きと歯科医院でのフッ素塗布を組み合わせて取り入れることで、虫歯ゼロを目指すことができます。
子どもの大切な歯を守るために、早めにフッ素習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
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子供も大人もフッ素、フッ素、フッ素
門井歯科医院でした〜









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