大人になってから始める歯列矯正、メリットとデメリット
2025/11/11
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大人になってから始める歯列矯正、メリットとデメリット
歯列矯正というと「子どもの頃にやるもの」というイメージを持っている人も多いかもしれません。
しかし最近では、大人になってから矯正を始める人が増えています。
仕事や子育てが落ち着いたタイミングで、自分のために歯並びを整えたいと考える人も少なくありません。
大人の矯正は、見た目の改善だけでなく健康面にも多くのメリットがあります。
一方で、年齢ならではの課題もあります。
今回は、大人の歯列矯正のメリットとデメリットを分かりやすく整理してみましょう。
大人の矯正に期待できるメリット
まず大きなメリットは「見た目の改善」です。
歯並びが整うことで笑顔に自信が持てるようになり、人前で話すことや写真を撮ることが楽しくなります。
これは自己肯定感を高め、仕事や人間関係にもプラスの影響を与えます。
次に「噛み合わせの改善」が挙げられます。
歯並びが乱れていると噛む力が一部の歯に集中し、歯が早くすり減ったり歯周病が進みやすくなります。
矯正によってバランスの良い噛み合わせになると、歯を長持ちさせることにつながります。
さらに「清掃性の向上」も大きなポイントです。
歯並びが整うと歯ブラシやフロスが届きやすくなり、虫歯や歯周病の予防がしやすくなります。
大人は子どもに比べて歯周病のリスクが高いため、この点は大きな健康上のメリットと言えるでしょう。
大人の矯正で直面するデメリット
一方で、大人ならではの課題もあります。
まず治療期間が長くなる傾向があります。
子どもの歯や骨は柔らかく動きやすいのに比べ、大人は骨がしっかりしているため歯の移動に時間がかかります。
平均して2〜3年は必要になるケースが多く、忍耐強く取り組む必要があります。
また費用の面も無視できません。
全体矯正の場合、100万円前後かかることもあります。
部分矯正やマウスピース矯正など選択肢は増えていますが、いずれにせよ大きな投資になるのは事実です。
さらに、大人の場合はすでに虫歯や被せ物、歯周病があるケースも多いため、矯正前に治療を済ませる必要が出てきます。その分、準備期間や費用がかさむこともあります。
大人矯正だからこその工夫
最近は大人の矯正ニーズに合わせた治療法も増えています。
目立ちにくいマウスピース型矯正(インビザラインなど)は、仕事や人前に出る機会が多い人に選ばれています。
透明で取り外しができるため、周囲に気づかれにくく、食事や歯磨きもしやすいのが特徴です。
また、表側に装置をつけるワイヤー矯正も進化しており、より目立たない白いブラケットや細いワイヤーが使われています。
矯正中の見た目の負担が軽くなったことで、大人が挑戦しやすい環境が整ってきています。
さらに、矯正を始める前には歯科医師が歯周病のチェックや虫歯治療を行い、土台を整えたうえで計画を立てます。
大人の矯正は「総合的な口腔管理」と一体になって進められるのが特徴です。
まとめ
大人になってからの歯列矯正には、確かにデメリットもあります。
期間が長く、費用もかかり、事前に治療が必要になる場合もあります。
しかしその一方で、見た目だけでなく健康面でも大きなメリットをもたらします。
噛み合わせが整うことで歯の寿命が延び、歯磨きがしやすくなって虫歯や歯周病を防げることは、将来の健康に直結します。
「もう遅いのでは」と思う人もいますが、実際には何歳からでも矯正は可能です。
大切なのは、自分に合った方法を歯科医と相談し、長期的な視点で取り組むことです。
笑顔に自信を持ち、歯を長く健康に使うために。
大人の矯正は、人生の質を高める大きな一歩になるはずです。
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