歯並びが悪いと全身に影響が出る?姿勢や肩こりとの意外な関係|福山市御幸町の歯医者「門井歯科医院」

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歯並びが悪いと全身に影響が出る?姿勢や肩こりとの意外な関係

2025/11/23

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歯並びが悪いと全身に影響が出る?姿勢や肩こりとの意外な関係

『歯並びが悪いと見た目の印象が変わる』
というのは誰もがイメージできることですよね。
でも実は、歯並びの問題は見た目だけにとどまらず、体全体のバランスや筋肉の使い方にも大きく関わっています。

「最近、肩こりが取れない」「なんとなく姿勢が悪い気がする」と感じている人の中には、実は歯並びや噛み合わせが関係しているケースもあります。
今回は、歯並びと全身の意外なつながりについて、分かりやすくお話しします。

歯並びが体のバランスに関係する理由

人間の体は、頭・首・背骨・骨盤という一連のバランスの上に成り立っています。
その最も上にある「頭の位置」を支えているのが(あご)です。
歯並びや噛み合わせがずれていると、顎の動きが微妙に傾き、結果的に首の角度や姿勢に影響を与えることがあります。

たとえば、片方の歯ばかりで噛む癖があると、左右の筋肉の使い方に差が生じ、顔の筋肉や首回りにまで緊張が広がります。
それが肩こりや頭痛、背中のハリといった不調の引き金になることもあるのです。

体のバランスは「土台」となる顎の位置がずれることで全体がゆがみやすくなり、その小さなズレが姿勢全体に影響を与えてしまうのです。

姿勢と噛み合わせの関係

歯並びが悪いと、無意識のうちに頭を前に出したり肩が丸まったりすることがあります。
これは、噛み合わせが安定しない状態を体が無理に支えようとする「代償姿勢」です。

たとえば、下顎が少し後ろに引かれている人は、気づかないうちに頭を前に突き出してバランスを取ろうとします。
その結果、首や肩の筋肉に常に力が入り、慢性的なこりや疲れが生じやすくなるのです。

逆に、猫背やスマホ首などの姿勢の乱れが長く続くと、顎の位置がズレて噛み合わせが崩れることもあります。
つまり「噛み合わせ」と「姿勢」はお互いに影響し合う関係にあり、どちらか一方を無視して改善することは難しいのです。

肩こりや頭痛の原因になることも

噛み合わせが悪いと、顎の周囲の筋肉だけでなく、首から肩背中にかけての筋肉も緊張します。
これは、顎を支える筋肉が首や肩の筋肉とつながっているためです。

その結果、筋肉の緊張が続くと血流が悪くなり、肩こりや頭痛、めまいといった症状を引き起こすことがあります。
さらに、歯ぎしりや食いしばりの癖がある人は、無意識のうちに顎や首に大きな力をかけてしまうため、症状が強く出やすくなります。

一見「肩こり」と思っていたものが、実は噛み合わせに由来しているというケースも少なくありません。

自分でできるチェックと対策

自分の歯並びや噛み合わせが原因で体に影響が出ているかを簡単に確認する方法があります。

・左右どちらか一方でばかり噛んでいないか

・口を開けると顎がカクッと鳴ることがある

・顎の位置を変えると首や肩の力の入り方が違う

・朝起きたときに顎やこめかみがだるい

これらに心当たりがある場合、噛み合わせに負担がかかっている可能性があります。

まずは、普段から両側の歯でバランスよく噛むことを意識してみましょう。
また、長時間のスマホ使用やデスクワークで前かがみの姿勢が続く人は、こまめに首を回したり背筋を伸ばしたりして、姿勢をリセットする習慣をつけることが大切です。

それでも改善しない場合や、顎の痛み・音が気になる場合は、歯科医院での噛み合わせチェックを受けましょう。
必要に応じてマウスピース治療や矯正でバランスを整えることができます。

まとめ

歯並びや噛み合わせの乱れは、単に見た目の問題にとどまりません。
顎の位置がずれることで首や肩の筋肉に負担がかかり、姿勢の乱れや肩こり、頭痛など全身に影響を与えることがあります。

大切なのは「噛み合わせ」と「姿勢」はつながっているという意識を持つこと。
日常生活でバランスの取れた姿勢を意識し、違和感を感じたら早めに専門家に相談することで、体全体の調子を整えることができます。

歯並びを整えることは、美しさだけでなく健康を守る第一歩。
小さな歯のズレが、全身の快適さに大きく関わっているのです。
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お口の中が体全体に影響を与えます。
これは本当です。
門井歯科医院でした〜

この記事の著作者

グループ 1

医師 門井 一眞

2016年 九州歯科大学卒業
2016年 九州歯科大学附属病院 口腔内科 所属
2017年 茨城県某医療法人 勤務
2021年 門井歯科医勤務
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