虫歯の新常識2 |福山市御幸町の歯医者「門井歯科医院」

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虫歯の新常識2

2023/06/20

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歯磨きは食後30分後にするべきか? 


 答え 歯磨きは食後すぐがいい。


解説

約15年前くらいは「食後すぐに歯をみがくと、食事中に脱灰(表面が溶けた)エナメル質を傷付けるため、唾液による再石灰化で表層の脱灰が修復される時間を置いたほうがいい」とされていました。
これはもともと酸蝕症に関する話だったのです。

酸蝕症とは、簡単にいうと『酸によって歯が溶ける病気や現象のこと』です。
酸にさらされやすい食生活があると歯が溶けやすくなります。

それにもかかわらず、報道のされ方が誤ったまま「食後30分以内の歯磨きは避けるべき」という考えが広がったのです。

虫歯予防の歯磨きの目的は、酸を産生する細菌のエサとなる発酵性糖質を取り除くとともに、プラークを取り除いて、酸を出させないようにすることです。
現在は「食後すぐ」が正しい歯磨きです。

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歯磨きの後のうがいは?

ちなみに、、、
歯磨きの後のうがい問題に関する現在の答えは「うがいをしない」が正しいです。
*これはフッ化物入りの歯磨き粉の場合

歯磨きのあとは歯磨き粉の泡を吐き出すだけで水でうがいはしない。
これは歯磨き粉に含まれたフッ化物の効果を最大限に発揮させるためです。
しかし、うがいをしないと気持ちが悪いと言う方は少量の水(おちょこ1杯分)だけにしてみて下さい。

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食後は早めの歯ブラシを。
美味しいものをいつまでも自分の歯で
門井歯科医院でした〜

この記事の著作者

グループ 1

医師 門井 一眞

2016年 九州歯科大学卒業
2016年 九州歯科大学附属病院 口腔内科 所属
2017年 茨城県某医療法人 勤務
2021年 門井歯科医勤務
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