コーヒーや赤ワインで歯が黒ずむ?意外な原因と今日からできる対策
2025/07/31
ブログ
コーヒーや赤ワインで歯が黒ずむ?意外な原因と今日からできる対策
「コーヒーが大好きで、1日2〜3杯は飲んでしまう。でも、最近歯の色が気になってきた…」
「赤ワインを飲むと、なんだか歯が黒っぽく見える気がする」
そんな声をよく聞きます。
たしかに、コーヒーや赤ワインは歯の着色の原因として知られています。
でも実は、それ以外にも見落とされがちな“意外な犯人”がいることをご存知ですか?
この記事では、歯の着色に関する原因と予防法について、できるだけ専門用語を避けて、優しくお伝えしていきます。
テーマは以下の4つです。
1. コーヒーや赤ワインで歯が黒ずむ理由
2. 見落としがちな着色の“意外な犯人”とは?
3. ホームケアでやってしまいがちなNG行動
4. 今すぐできる予防の工夫と生活習慣
1. コーヒーや赤ワインで歯が黒ずむ理由
コーヒーや赤ワインが歯を黒ずませるのは「ステイン」と呼ばれる着色汚れが原因です。
このステインは、飲み物に含まれる「ポリフェノール」や「タンニン」といった成分が、歯の表面にあるペリクルというたんぱく質の膜に付着して、徐々に色素沈着していくことで起こります。
特に、赤ワインは色素の量も多く、酸性度も高いため、エナメル質をやや溶かしてから色素が入り込みやすくなります。
コーヒーも日常的に飲むことが多いため、着色が少しずつ蓄積されていきます。
つまり、毎日ちょっとずつの積み重ねが、ある日「ん?なんだか歯がくすんできたかも…」と気づくきっかけになります。
2. 見落としがちな着色の“意外な犯人”とは?
コーヒーや赤ワインに注意しているのに、なぜか歯が黒ずむ…。
そんな方は、意外な日常習慣を見直してみるとヒントが隠れています。
たとえば、うがい薬やマウスウォッシュ。
とくに「クロルヘキシジン」という成分を含むものは、長期使用するとステインの原因になることがあります。
歯の健康のために使っているつもりが、逆に色素沈着を進めてしまうこともあるのです。
また、喫煙も代表的な着色原因のひとつ。
タバコのヤニは粘着性が高く、一度つくとなかなか落ちません。
さらに、鉄分を多く含むサプリメントや薬剤もステインの原因になる場合があります。
とくに鉄剤は、唾液中の鉄と歯の表面が結びついて黒ずみを引き起こすことがあります。
このように「まさかこれが…?」という日常アイテムにも着色リスクは潜んでいます。
3. ホームケアでやってしまいがちなNG行動
歯の着色が気になってきたら、まず自分でどうにかしようと思いますよね。
でも、間違ったケアが逆効果になることもあるので注意が必要です。
たとえば、研磨剤入りの歯磨き粉を必要異常にゴシゴシ使うこと。
一時的には白く見えるかもしれませんが、必要異常に磨き過ぎるとエナメル質が傷ついて、むしろステインが付きやすくなることもあります。
また、SNSなどで見かける「レモンで歯を白くする」「重曹でこすって白くする」といった方法もリスクが高いです。
これらは一見効果がありそうですが、歯の表面を酸で溶かしてしまったり、研磨によってダメージを与える可能性が高いため、結果的に歯を弱らせてしまう原因になります。
基本的には、優しく丁寧なブラッシングと、定期的なプロのケアがいちばん安全で効果的です。
4. 今すぐできる予防の工夫と生活習慣
では、毎日のコーヒーや赤ワインを諦めずに、歯の美しさを守るにはどうすればいいのでしょうか?
コツは「飲み方」と「その後のケア」にあります。
まず、ストローを使うのはとても効果的。
直接歯に触れる量を減らせますし、着色を抑えることができます。
もちろん、熱いコーヒーでは難しいですが、アイスコーヒーや冷たいドリンクなら試してみる価値ありです。
次に、飲んだ後すぐに口をゆすぐだけでも違います。
水で軽く口の中を流すことで、色素が歯に定着する前に洗い流すことができます。
そして、寝る前の丁寧な歯磨き。
とくに就寝中は唾液の分泌が減るため、着色が定着しやすくなります。
夜のケアをきちんとすることで、日中の着色リスクを減らすことができます。
どうしても着色が気になる場合は、歯科医院でのクリーニングやホワイトニングも視野に入れてみてください。
市販のホワイトニング剤よりも、専門的で安全に効果が期待できる方法を提案してもらえます。
終わりに
歯の着色は「気づいたらなんとなく黄ばんでる」というゆっくりとした変化だからこそ、放置しがちです。
でも、日々のちょっとした意識と工夫で、着色はかなり防ぐことができます。
コーヒーや赤ワインを楽しむ時間は、生活の中の大切なひととき。
だからこそ、無理に我慢せずに、正しいケアとちょっとした習慣で、歯の美しさを守っていけたら理想的ですよね。
今日からできること、ひとつだけでも取り入れてみてください。
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だからこそ歯のケアを
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